写真や映像楽しむ  畑 弘恵さん(篠山市東新町)

2017.01.29
たんばのひと

「輝く瞬間未来へつなぐ」

 趣味の写真や動画撮影を生かして、各地のイベントなどを記録。篠山鳳鳴高校や西紀北小学校の創立140周年記念の映像制作にもかかわるなど活動の幅を広げており、「時間はあっという間に過ぎるけれど、一瞬一瞬にドラマがある。輝く瞬間とその感動を未来につなぎたい」と意気込む。

 カメラを手にしたのは子育て真っ最中の8年前。初めのうちは自身の子どもが被写体だったが、PTAや地域の活動を撮影しているうちに、周りの人に喜んでもらえることが生きがいになった。

 大きな転機は2011年にデカンショ祭の「丹波篠山iTV」のスタッフに挑戦したこと。にぎわうまちの様子や盛り上がる人々など祭典のハイライトを撮影したことで、大きな感動を得たという。

 以来、市の視聴覚ライブラリーのボランティアスタッフや丹波篠山ご当地グルメ推進委員会、地元の篠山城下まちづくり協議会、篠山よさこいまつりの広報を担当するようになった。各地を走り回り、レンズを通して見たまちは、それまでと一変していた。「カメラを持っていないと行かない場所、出会わない感動、人がいて、篠山のことが大好きになった」。

 今年度からは仲間と「篠山写真部」を結成。写真を通して、篠山の魅力を内外に発信する活動にも取り組んでいる。

 「自分だけの思い出ではなくて、みんなで共有したり、喜んでもらえるのが写真や映像の魅力。子どもが大人になって当時を振り返ったり、思い出が自信になったり。そんな記録ができることに誇りを感じています」とにっこり。46歳。

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