道交法改正

2007.01.29
未―コラム記者ノート

 改正された道路交通法が1日から施行された。今回の改正の目玉は、やはり民間人が駐車監視員として、違反駐車を取り締まることができるようになったことだろう。 すでにイギリスや韓国ではこの制度が導入されている。イギリスでは駐車監視員の給料が、取り締まりの数だけ基本給の上に歩合として上乗せされるため、気合の入り方がちがうそうだ。ニュース番組で、「週に10回から12回は違反切符を切られる」と、半ばあきれたように男性がインタビューで話していた。韓国では駐車監視員への傷害事件が社会問題化しつつあるらしい。 日本で導入された初日、大阪のミナミの違法駐車が激減したそうだ。学生時分によく遊びに行き、現状を見てきた身としては信じられない思いだが、改正の効果は抜群だった、ということだろう。 丹波地域ではこの監視員は置かれず、県内でこの制度が導入されたのは神戸市内の9つの警察署のみとなっている。定着するのも今しばらく時間がかかりそうだ。しかし、今回の改正で、少しでも道路事情がよくなり、悲惨な交通事故の減少につながるよう、願っている。(西澤健太郎)

関連記事