鐘ヶ坂峠の雪

2007.01.29
未―コラム記者ノート

  12月としては異例の積雪に見舞われた22日。除雪車や建設用機械が出動し、路面に降り積もった雪を取り除いたが、丹波地域で計20件のスリップ事故が起きた。タイヤが落ちた大型トラックが道をふさぎ、通行止めになった部分もあった。 激しい雪が降り続いていた午前中、先月「新鐘ヶ坂トンネル」が開通した鐘ヶ坂峠を徐行して通ったが、シャーベット状の雪で路面が滑り、かなり怖い思いをした。 柏原土木事務所は、午前6時から8時半までの間に2回、除雪車の運行と融雪剤の散布を行っていたが、激しい雪のため、短時間で雪がまた路面を覆ったようだ。以前と比べると峠の坂道はかなりゆるくなっており、安全性はずいぶん高まっているものの、それでも坂は坂。やはり細心の注意を払って通行しなければ危険だと改めて分かった。 今年は約20年ぶりに「寒い冬」となる見込みという。春までの間、凍結した路面を走らなければならない日が何度もあるだろうが、まずは時間に余裕を持って出発し、決してスピードを出さず、万一滑った時は落ち着いてハンドルを切れるよう、集中して車に乗りたい。(徳舛 純)

関連記事