今年度中に生まれる丹波市内の零歳児が514人になりそうだ。第2次ベビーブームのピークの1973年には市内で1071人が生まれており、約30年で半減する。 市が毎月まとめる「年齢別人口統計表」がある。先月末時点で、丹波市内の零歳児は538人(去年の11月1日から今年の10月31日までに「すでに誕生した」零歳児の数)。零歳児と最も数が近いのは、83歳で520人。最も多いのが団塊の世代の56歳。1346人もいる。 かくいう私は73年生まれ。子どもはおろか、結婚すらしておらず、仕事に精を出す毎日を過ごしている。少子化について責任の一端はあると自覚しており、今のところアテはないけれど、いつか何とかしたいと考えている。 「そのうちに」と考える人が周りにずいぶんいて、そういう人たちがこれからぼちぼち親になっていくだろう。今は「双子や三つ子ができないと、挽回できないなあ」と作戦を練ったり、「10歳、20歳年齢が違う若い保護者の方々と仲良くやっていけるかしら」と不安を感じたりしているが、現実のものとなるのかどうか定かではない。(足立智和)