発明講座

2007.01.30
未―コラム記者ノート

 氷上町商工会が主催する発明講座が始まった。不況の閉塞間を打破したい会員の心をつかみ、商工会の講座としては異例の90人が参加し、「満員札止め」の大盛況だった。 まちの発明家の華々しい成功の影には、努力があった。企画を50社以上に持ち込んだ人、10数年かかって商品化にこぎつけた人もいた。あきらめずに形にする情熱が、一際強い人が成功しているようだ。 講師は「会社人間の男性は、社長相手に売り込むのが苦手だが、主婦は物怖じすることなくどんどん売り込む。その努力がすごい」と絶賛していた。会場の女性受講生の中にも「金の卵」がいるのかもしれない。 ひらめきをみる「頭の体操」が2題出題されたが、残念なことに、2題とも答えられなかった。縦横等間隔に、3つずつ計9個のおはじきを置き、それを4本の直線で一筆(ふで)がきでつなぐ、というのが一問。もう一問は、同じように置いたおはじきを、今度は3本の直線で一筆がきでつなぐというもの。2問目のヒントは、「発想、発明は点ではなく面で見る」。 正解が分かった人は、素質があるやもしれません。発明に情熱を傾けてみてはいかが。(足立智和)

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