「平等な世界」の争い

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 春日町商工会が主催したパソコンを使った営業力倍増セミナーを取材した。「インターネットの世界の価値は、『情報』であり、情報の価値が高ければ、個人が発信する情報が大企業のそれよりも優位に表示される。資本力やネームバリューにとらわれない、平等な世界」という話が興味深かった。 「磁石」というキーワードで、インターネット上の辞書で検索すると、TDKや日立製作所といった大手よりも、講師が作った滋賀の小さな町工場の方が上位に表示された。これにならい、約30億のページから検索できる「グーグル」で、キーワード「丹波」を検索してみた。 11日時点で、「丹波」を含む文字列は766件。そのリストのうち一番上に表示されるのが、京都府丹波町のホームページ、2番目が、篠山市のホームページ。以下、「あっぷ丹波」、「丹波哲郎の霊界サロン」と続く。 リストは、上の方に掲載された方がより有利で、ビジネスチャンスが増える。講師の説によると、こまめに情報発信し、情報の価値を高めれば、それ相応の位置に掲載されることになる。 「丹波新聞」は現在「丹波」リストの16番目。10番以内に入ると人目に触れる数が格段に増えるそうなので、あと6つ順位を上げたい。より有益な情報をホームページに掲載するため、まず本紙の記事内容を充実させなければと思う。(足立智和)

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