氷上郡の新市名称の応募締め切りが迫って来た(31日消印有効)。まだ投函していないが、ある人が口にした「丹波の森市」に乗っかろうと思っている。 合併協議会事務局に問い合わせると、「漢字や平仮名のものなどがありますが、今のところ、氷上市、丹波氷上市、丹波市が多いようです」とのこと。 「丹波の森市」は多勢ではないらしいが、がっかりはしていない。なぜなら一番多かった名前が採用されるわけではないからだ。来月12日に開かれる「新市名称小委員会」で5点を選び、2月の合併協議会で審議。最終的に3月15日の協議会で決まる見通しだ。 個人的には平仮名表記は賛成ではない。漢字に込められた深い意味が伝わらなくなってしまうから。しかし、平仮名書きだとやさしい感じが出るというのも分からなくはない。「丹波の森市」だと、両方をクリアできてはいませんか?多少、県の施策めいてはいますが。 本音を言えば、本当はもっと素晴らしい新市名を考えたかったが、思いつかなかった。大岡信さんは、詩「地名論」でこう書いている。「名前は土地に波動を与える土地の名前はたぶん光でできている」。今は、数の多少にこだわらず、ぜひとも粋な名前を選んでほしいという心境になっている。(徳舛 純)