篠山市がユネスコの創造都市ネットワークの「加盟都市」に認定された。国内で先に加盟した6つの都市と「篠山市」を並べてみると、今回の認定の「値打ち」が感じられる。篠山は、関西を代表する「いい田舎」から、農都として、「日本を代表するいい田舎」になっていけるかもしれない。何年も前から篠山の酒井市長が世界に羽ばたく篠山市を意識して、「世界のみなさんこんにちは」とあいさつするのを苦々しく感じたこともあったが、「お見事」と有言実行を讃えない訳にはいかない。
ユネスコの看板がもたらす期待にまちを挙げて応えていかなければならない。もっとも、「今の取り組みがすでに素晴らしい」と評価された訳で、今あるものを磨いていくということになるんだろう。
友人、知人にちょっとした物を贈る時、篠山産品を買うことが増えそうだ。「ユネスコの野菜」「ユネスコのお酒」などなど、「ユネスコの」の冠は、あらゆる場面で話題になりそうだ。宣伝効果は、はかりしれない。
丹波市も、篠山市の陰に隠れてしまわないよう、がんばらねば。(足立智和)