丹波・丹後・但馬の「三丹」随一といわれる、兵庫県丹波市柏原町の「柏原厄除大祭」が17、18の両日、柏原八幡宮と、柏原中心市街地一帯で開かれる。地元の柏原中学校の卒業生で、本厄を迎える昭和56―57年生まれの男性たちが祭会場の柏原八幡宮で17日午後8時から、恒例の「厄除け餅」を参拝者に配る。200個ほどを用意している。
亀井善行代表(40)、吉竹太志さん(40)、岡林勝弘さん(39)が実行委員会をつくり、同級生の男性に参加を呼び掛けた。当日は計8人ほどが集まり、石段を登り切ったところにある鳥居付近で配布する。18日午前零時からの神事「青山祭壇の儀」にも参加し、祈とうを受ける。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、餅はビニール袋で個包装して配る。コロナ前は、大祭に合わせて同窓会を開いていたが、開催は見送る。
亀井代表は「世界中がコロナで滅入っているが、みんなで厄払いができればうれしい」と話す。吉竹さんは「餅配りは地元で続く行事。次の世代につなぎたい」、岡林さんは「一生に一度の機会。厄を払うことができれば」と話している。