「五つ星ひょうご」丹波地域で2品選定 ひさご・JA篠山

2013.03.16
ニュース丹波篠山市

写真・ 「五つ星ひょうご」 に選定された 「天然すっぽん鍋籠盛セット」

 兵庫県や県物産協会は、 地域性や創意工夫が生かされた県内各地の産品を 「五つ星ひょうご」 として選定することにし、 丹波地域では、 茶寮 「ひさご」 (山南町和田) の 「天然すっぽん鍋籠盛りセット」 と、 JA丹波ささやまの 「丹波篠山黒豆煮」 を選んだ。 審査の末、 県内では計56社の商品を選定。 今後、 「五つ星ひょうご」 の統一ブランドで、 ホームページやカタログでのPRなどを通じ全国発信していく。

 天然すっぽん鍋籠盛りセットは、 同店が5年前から販売。 丹波産のすっぽんの切り身、 特製スープ、 豆腐、 餅などをセットにし、 クール便で届けている。 開業約50年の専門店の技術を生かし、 天然すっぽんのうま味をそこなわないよう調理。 地元の天然水と兵庫の地酒、 龍野の最高級しょう油でつくった特製のスープがつき、 趣のある手編みの竹かごに盛る。 関東、 九州など全国から注文があるという。

 同店の眞鍋馨店主は、 「丹波は、 地形や気候の点ですっぽんの生息に適した地。 すっぽんは、 当店の看板商品でもあるだけに、 丹波の代表として認知してもらえるのは光栄なこと」 と喜んでいる。

写真・「丹波篠山黒豆煮」

  「丹波篠山黒豆煮」 は、 同JAのロングセラー商品。 同JAが販売し、 特許庁の地域団体商標に登録されている 「丹波篠山黒豆」 を使っている。 黒豆の大きさは2L以上で、 食感が良く、 豆の味がしっかりしているのが特長。 黒豆のほか、 使う材料は砂糖、 食塩、 重曹のみで、 黒豆の持ち味を生かしている。
 同商品は、 全国的に販売。 おせち料理用として特に12月の販売量は多い。 同JA営農販売課の上山裕之副課長は、 「五つ星ひょうごに選定されたのを機に、 若い世代や、 正月以外の販売が強化できれば」 と話している。 篠山市内では、 特産館ささやま (黒岡)、 味土里館 (東吹)、 おみやげ店などで販売している。

 五つ星ひょうごの選定を受け、 18日、 神戸市で、 マスコミ関係者や百貨店のバイヤーらに選定商品を紹介する内覧会が開かれる。

 

 

 

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