おかわりは地元のお茶ね 茶どころの小学校に試験導入


写真・給茶機から自分の水筒に茶を注ぐ児童=2019年6月6日午後零時57分、兵庫県丹波篠山市日置で

 兵庫県内有数の茶どころとして知られる丹波篠山市で6月から、お茶の生産が行われている地域にある味間、西紀、城東、古市の4小学校に15リットル入りの給茶機を置き、児童たちに地元産の丹波篠山茶(ほうじ茶)を提供する試みが始まった。児童たちは、家から水筒に入れて持参したお茶がなくなった時の補充用として利用している。9月末まで。

 市教育委員会が、「丹波篠山茶活用モデル事業」として試行している。丹波篠山茶生産組合から大きめの水出しティーバッグを購入。どのくらいの人数の児童が、どのくらいの量を必要とするのか、また準備の手間なども検証する。将来は市内全校に広めたい考え。

 栽培が盛んな地域にある味間、城東の両校では、ふるさと学習の一つとして茶摘みを体験させてもらうなど学習にも取り入れている。ただ、児童たちが日常的に地元産の茶を飲む機会が少ないのが課題だった。また、暑くなるこれからの季節に向けての熱中症対策、特に低学年の児童の荷物軽減にもつなげる。

 城東小学校では、安全面などに配慮して給茶機を職員室に設置。「利用時間は昼休みから帰るまで」「1人1回まで」「7秒数えて入れる」などのルールを決め、児童たちは備え付けの表に丸印を入れて利用状況調査に協力。給食を食べた後などに空になった水筒に茶を注いでいる。

 1年生の男児は、「運動した後はいっぱいお茶を飲む」と話し、2年生の男児は、「昼休みに遊んだりすると喉が渇く。これからもお茶を入れによく来ると思う」と、重たくなった水筒を抱えながら笑顔で話していた。