「良い介護士に」 外国人対象の養成校で入学式 ベトナム人女性ら51人


写真・篠山学園で行われた入学式で新入生を代表して誓いの言葉を述べるグェンさん=2019年10月7日午前10時36分、兵庫県丹波篠山市南矢代で

 兵庫県丹波篠山市南矢代の外国人介護福祉士養成施設「篠山学園」で、5回目となる入学式が開かれた。ベトナムと中国の女性51人が入学。深刻な人手不足に悩む介護現場の力になれるよう、学び舎での生活をスタートした。

 新入生の内訳はベトナム43人、中国8人。ビザの発給の遅れがあり、入学式には41人が臨んだ。残る10人も近く入学する。

 式典で同校を運営する社会福祉法人「ウエルライフ」(同県西宮市)の木曽賢造理事長は、「日本は少子高齢化で、お年寄りが多く、働く人が少ない。いろんな経験を積み、技能を高め、日本を助けてほしい」と激励。山村信哉学園長も、「介護福祉士は介護を必要とする人の身の回りの世話だけでなく、夢や自立を助ける仕事」とし、「職員を日本のお父さんと思って頼って。2年後、全員が笑顔で巣立つことを祈っています」とエールを送った。

 新入生代表のベトナム人、グェン・ジュー・リンさん(20)は、「私はもともと日本に興味があり、高齢化していることを知った。この学校で技術を身に着け、人に寄り添える介護福祉士を目指したい」と意気込んだ。

 在校生代表であいさつしたベトナム人のブィ・ティ・ミーさん(25)は、「困ったことがあったら、一人で悩まず声をかけて。互いに努力し、学び、良い介護福祉士になりましょう」と笑顔で呼びかけた。

 同校は2017年、旧篠山産業高校丹南校の校舎を活用して開校。ベトナムを中心にアジアの女性留学生を主な対象とした2年制の全寮制介護福祉士養成施設で、1学年の定員は80人。新入生を含め、在校生は143人となった。