ソフトテニス天皇杯出場 中村俊機さん

2003.08.31
たんばのひと

 山南町出身で岡山県高梁 (たかはし) 市の吉備国際大学4回生の中村俊機さんは、 福知山市で開かれた三笠宮杯全国大学ソフトテニス選手権大会でベスト32に入賞し、 9月26日から大阪市で開催される天皇杯へ出場する。


  「私の出場した大学選手権大会の個人戦には、 各大学から男子560ペアがエントリー。 中国大会でベスト8になり、 全国大会に進むことができました。 大会では、 1回戦はシードで不戦勝。 2回戦から勝ち進み、 5回戦まで順当に勝利し、 6回戦で敗れました」   「小学時代は、 3年生から地元の久下少年野球クラブに入り、 野球少年でした。 山南中学に進んだ時に、 『野球は9人のチームプレー。 1人が失敗すると大勢に迷惑がかかる。 野球以外のスポーツをやってみよう』 と思いました。 中学2年の県新人大会で個人2位、 3年生では、 個人、 団体とも県大会に出場。 卒業後は、 ソフトテニスが強く、 中学校の先輩も進学していた私立香川西高校に進学しました」  「慣れない寮生活と厳しい練習にへこたれそうになったこともありますが、 同じ苦しさを共有する友だちと励ましあい、 遠方の高校に進学する事に反対だったが、 好きな道へ進むことを許してもらった両親のことを思い出し、 がんばることができました。 そのおかげで、 大学では伸び伸びとテニスを楽しめるのかも知れません」  「大学生活最後の年に天皇杯の出場はうれしい。 全国の強豪がひしめき合うなかで、 1回戦は勝ちたい。 卒業後の就職はまだこれからですが、 故郷で就職したい。 テニスで鍛えた粘りと体力を生かせれば。 姫路や神戸のテニスクラブからも声がかかっており、 趣味として楽しんでいきたい。 テニスを通じて多くの友だちを得ました。 テニスを続けてきて良かった」

 「中学を出てからすぐに家を離れたので、 よけいに故郷に愛着を感じる。 実家に帰ると父と日本海に釣りに出かけるのが楽しみ」 という。 天皇杯は、 競技生活最後の大きな大会。 悔いのない戦いをしてほしい。 実家は山南町谷川四区。 22歳。 (M)

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