柏原町柏原､ 古市場通りにある柏原センタープール3階に17日から開設された ｢丹波ひまわり基金法律事務所｣ の所長｡ 日本弁護士連合会が弁護士過疎地域の解消のために開いた公設事務所で､ 全国で22番目､ 県下では初の開設｡ 任期は2年間｡

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　｢法律事務所を 『敷居が高い』 と感じる人は多いですが､ 体の調子がおかしいからとりあえず病院に行く､ というのと同じ感覚でいいと思います｡ その人が抱えているトラブルが法律問題なのかそうでないのか､ 一般の人には分かりにくい｡ 相談だけで解決するケースもあるので､ まずは気軽に来てほしい｡ その後､ 要望があれば正式な依頼となります｣ 　｢弁護士になってから､ 神戸市内の法律事務所で3年半､ 勤務弁護士をしていました｡ 多重債務や離婚､ 親子関係の問題など､ 主に個人的なトラブルの解決にあたってきました｡ 最近､ 相談件数が多かったのは､ 悪徳商法など消費者問題｡ 自分では､ 企業相手の仕事よりも一般民事の方が性に合っていると思っています｣ 　｢丹波エリアは､ 人口割から見て､ 絶対に弁護士が必要な地域です｡ 現在､ 常設事務所がないというのは 『異常事態』 だと思います｡ 昨年度は､ 県弁護士会による週一回の有料法律相談会に205件の相談があったと聞きました｡ 土地や財産に関する問題を抱えている人も結構いるのではないでしょうか｡ 最初はのんびりできるのかなと思っていましたが､ 予想以上に事件が多いようです｣ 　｢柏原は､ 街なみが何となく懐かしい場所｡ 事務所の部屋は､ 窓から見える景色が気に入って決めました｡ 丹波は全然知らない土地なので､ どんな所なのか楽しみですね｡ まずは､ 好きなドライブで氷上郡と篠山市のあちらこちらを見て回りたい｣

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　社会の基本でありながら､ 一般の人には難しい ｢法の世界｣｡ 法的なトラブルを抱える人の話にじっと耳を傾け､ 解決へと導いてくれる弁護士は､ 丹波の人たちにとって頼もしい味方になりそうだ｡ 東京都出身｡ 神戸市在住｡ 37歳｡ 同法律事務所 (0795-73-1777)｡

(Ｊ)