空手全国大会で3位世界大会に出場する 中谷 晃生 (なかたに こうき) 君

2004.08.26
たんばのひと

 日本空手道協会氷上支部に通う中谷晃生君 (氷上町立東小五年) が、 仙台市でこのほど開かれた第47回小学生中学生全国空手道選手権大会 (日本空手協会主催) の小学5年生の組手の部で3位入賞を果たした。 日本代表として、 9月19日に千葉県の幕張メッセで開かれる第9回松濤杯争奪世界空手道選手権大会に出場する。


  「形より組手が好きで、 自分が攻撃して、 技が決まった時がうれしい。 全国大会の予選の県大会では3位だったけれど、 全国大会ではいいところに行ける自信がありました。 4位以内に入って、 絶対に世界大会に行こうと思った」   「5年生の組手には、 177人が出場していて、 試合の順番がなかなか回って来なかった。 全く緊張はしていなくて、 『早く試合がしたいな』 とわくわくしていました。 準決勝までは、 お互いにかける技を予告して、 攻撃と受けが基本通りできているかどうかで勝ち負けが判定されました。 気合が入った攻撃ができたし、 受けも、 腰を落として受けられた。 一試合目が一番調子が悪くて、 『負けた』 と思ったけれど、 3対2で判定勝ちして、 後は波に乗れました」   「準々決勝からは、 自由に戦う 『自由組手』。 相手の技が当たったけれど、 痛い顔をするとまずいので、 平気な顔をして、 どんどん前に出た。 上段突きと中段突きが決まって勝ち、 目標にしていたベスト4に入って、 すごくうれしかった」   「世界大会には、 ブラジルとか南アフリカの選手が来ると聞いています。 外国選手は体が大きいと思うし、 どんな技を出すのか分からないので、 対戦するのがちょっとこわい。 しっかり突くことと、 相手の攻撃を受けてすぐ突き返す、 逆突きを徹底的に練習して、 世界大会でもベスト8を目指したい」


 物おじしない性格で、 組手では絶対に後ろに下がらない気の強さを持っている。 力の強い外国選手を想定し、 2年前に同全国大会の組手で3位になった兄の亮太君(氷上中1年)を相手に練習を積む。 氷上支部の、 また、 日本代表として、 力を十分に発揮してほしい。 氷上町横田。 11歳。 

(T)

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