チアリーダーの社会人チーム 「MJGチアリーディングクラブ」 (大阪府箕面市) に所属。 東京・国立代々木体育館でこのほど開かれた全国大会 「JAPAN CUP2005 チアリーディング選手権大会」 の自由演技の部に出場し、 3位入賞に貢献した。 兵庫医科大篠山病院で医療事務を務め、 毎週末、 クラブの練習に通う。
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「16人でチームを組み、 自由演技の部に出場しました。 ジャンプやダンスなどを組み合わせ、 約2分半の間、 音楽や掛け声に乗せて演技します。 個人的には全国初入賞だったので、 メダルをもらえて嬉しかったのですが、 3連覇を狙っていたチームにとっては残念な結果になりました」
「チアリーディングを始めたのは大学時代。 高校生の時にテレビで見て、 『すごいなぁ』 と興味を持ちました。 見学に行くと楽しそうだったし、 自分を変えられるかもしれないと思って入部しました。 練習はしんどいですが、 演技が終わると 『みんなで一つのものができた』 という達成感があり、 やってて良かったと思います。 一つひとつの大会で完全燃焼できるようにしたい」
「チーム内のポジションは、 下で支える役割の 『ベース』。 高校のバスケット部で培った基礎トレーニングが、 体づくりの土台になりました。 ジャンプシュートのおかげでチアでもジャンプが得意になり、 センターで飛ばせてもらったことが自信になっています」
「大学で心理学を学んだことから、 患者さんに接する機会が多く、 練習も続けられる今の仕事を選びました。 チアリーダーは笑顔を与える役。 演技中はどんなにしんどくても、 笑顔でいないといけません。 関わる人を元気にできる、 いつも笑顔でいられる人になりたい」
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篠山市野間の自宅から毎日2時間かけて神戸市内の女子大に通学していた酒井さん。 帰宅は夜の10時ごろになっていたが、 クラブ活動で勉強をおろそかにしたくないと、 レポートは必ず提出したという。 カメラを向けると、 眼鏡をかけた知的な表情から一転、 チアリーダーの笑顔に変わったのが印象的だった。 23歳。
(徳舛 純)