14日に山南町にやってくるサンタクロースを迎える会の代表。 訪問するのは、 北欧フィンランドの政府公認サンタで、 地域のムード盛り上げに一役買う。
●
「サンタ訪問の話が正式に決まったのは、 10月下旬。 本当にあわただしい毎日でした。 丹波市でブルーベリー栽培が本格化するのに合わせ、 それを応援する意味もあるようです。 何といっても、 フィンランドはブルーベリーの本場。 街路樹にもブルーベリーが植えられています」 「子供のころ、 クリスマスに枕もとのプレゼントを楽しみにした経験をもつ人も多いでしょう。 今回のサンタの訪問は、 子どもたちに夢を与え、 思い出をプレゼントできたらという気持ちです。 大勢の人から反響があり、 訪問先の町内5保育園のクリスマス会にも、 今年は新しい趣向が加わると保育園の関係者にも喜ばれています。 子どもたちの喜ぶ笑顔が楽しみ」 「やってくる政府公認サンタは、 10日から15日まで、 全国各地域を訪問。 数ある市のなかで丹波市に来てもらえるのはありがたい。 今回は、 訪問が決まってから、 準備期間が短く、 山南町だけになったが、 来年以降は市内に広げたい。 今回の訪問を通じ、 サンタの住むロヴァニエミ市と丹波市の交流のきっかけになることを願っています。 市の知名度アップにもつながればうれしい」 「住民交流の会場になるJR谷川駅横のさんなん観光案内所周辺の9集落の住民でつくる川北交流会や丹波地域に住む兵庫県500人委員会のメンバーも応援を申し出てくれています。 当日は、 通訳もつきますので、 一人でも多くの人に触れ合ってほしい」
○
最初に話があった時は、 フィンランドからサンタのメッセージが届くという事だった。 それが、 発展して今回のサンタの訪問になり、 「夢が現実になった」 という。 ブルーベリー栽培がきっかけにその副産物が実を結んだ。 迎える会は、 いろんな地域活動に携わる人がボランティア精神で結集している。 まとめ役として、 当日まで忙しい日々になりそう。 山南町南中。 農業。 57歳。
(臼井 学)