イラストレーター オカダ ケイコさん

2006.05.21
たんばのひと

ほっとする絵を描く
イラストレーター オカダ ケイコさん (吹田市在住)
 
1970年 (昭和45年) 丹波市春日町国領生まれ。 本名岡田桂子。 89年柏原高校卒業後、 大阪創造社デザイン専門学校グラフィック科を修了。 キュービックス社入社後独立。
 
 イラストレーターとして独立し、 本の挿し絵や雑誌のイラストを手がける。 最近、 丹波市観光協会春日支部の発行する観光マップの依頼を受けた。 「通った道、 遊んだ場所など一つ一つを確認しながら、 心の中にある故郷への思いを表現できてうれしい」 と喜ぶ。
 小学生の頃から、 母の実家が営んでいた本屋兼文房具店で本を毎日のように読んだ。 「少女漫画が多かったように思います。 絵も好きで、 小学校時代は、 漫画クラブで友だちと一緒に絵を描いていました。 この頃の経験が今の仕事に影響を与えているようです」。
 高校を卒業後、 デザイン専門学校を経て文具メーカーに入社。 レターセットや手帳のデザインなどの仕事を五年間経験。 「袋の模様とか紙バッグのデザインを考えるなど、 面白かったですね」 という。 一方では、 「自分の存在感をアピールする仕事がしたくなった。 雑誌や本にイラストを描きたい」 という思いが強くなり、 独立を決意。 「最初は、 売り込みに大変でした。 関西の著名な雑誌社を回り、 編集者同士で紹介も受け、 作品を採用してもらえるようになりました」。
 毎月一回コープこうべの発行する情報誌の主婦向けの 「楽しい!ハウスキーピング」 というコーナーにイラストを描く。 最近は、 有斐閣の発行する心理学の本に挿し絵を担当。 「心理学ブーム。 イラストにより、 癒しの部分がより伝わっていけば。 書籍に、 イラストが増えれば、 読む人をほっとさせ、 楽しい雰囲気になれると思う」。
 2003年には、 スペインのバルセロナに住む友人の紹介で現在アートの展覧会に作品を出品。 「将来は海外の雑誌のイラストなども手がけたい」 と意欲。 「通信販売会社の商品デザインも手がけています。 私のブログ (http://blog.goo.ne.jp/okakeisan/) も開設しましたので、 イラストをご覧ください」 とPR。

(臼井 学)

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