ホッケーで男子ジュニアユースの日本代表メンバー18人に選ばれ、 3日から7日までオーストラリア・キャンベラで行われた日豪大会に参加した。 篠山中学校3年生。 篠山市中学校男子ホッケー部のディフェンダー。
「大会にはオーストラリアの9チームと、 日本代表チームが参加しました。 日本は8勝2敗で2位の成績。 公式戦は10試合あり、 レギュラーで6試合、 ハーフ交代で2試合に出場しました。 最後に強いチームに勝てたのが心に残っています」
「オーストラリアの選手は個々のプレーは上手いけど、 オフェンスでボールを取られたら、 守りはディフェンスに任せているという感じで、 『全員で攻撃して全員で守る』 という日本のプレーとの違いを感じました。 また向こうは日本より反則の取り方が緩く、 日本では考えられないプレーもいっぱいありました」
「現地に行くまで代表チームの全体練習がなかったので、 最初のころは自分のプレーを出せませんでしたが、 後半には、 前衛のオフェンスにつなげるパスを多く出し、 シュートチャンスも作れるようになりました。 また、 相手は体格がいいので、 大きい相手に対するディフェンスを考えることができました」
「ユース代表のメンバーには、 小学生の頃に対戦していた子もいます。 『ドリブルがすごくうまい』 とか 『持久力がすごい』 といったように、 一人ひとり個性の強いメンバーだったので、 いいところは自分も見習おうという目標になりました。 練習方法をさりげなく聞いたりして参考にしました」
「高校で今回のメンバーと、 今度は敵として試合をやるのが楽しみ。 そしてまた高校生選抜に選ばれたい。 ホッケーの魅力は、 チームプレーと、 しんどくても楽しいと思えるところ。 自分のやるべきことを見つけた、 という気がしています」
篠山市中学校男子ホッケー部は、 今夏、 創部2年目にして全国総体で3位入賞と大健闘した。 倉橋君を含め、 3年生数人がホッケー強豪校への進学を視野に入れているという。 今後の活躍を楽しみにしたい。
(徳舛 純)