ホッケーユース日本代表で豪州へ 倉橋 歓 (くらはし・かん) 君

2006.12.14
たんばのひと

 ホッケーで男子ジュニアユースの日本代表メンバー18人に選ばれ、 3日から7日までオーストラリア・キャンベラで行われた日豪大会に参加した。 篠山中学校3年生。 篠山市中学校男子ホッケー部のディフェンダー。

 「大会にはオーストラリアの9チームと、 日本代表チームが参加しました。 日本は8勝2敗で2位の成績。 公式戦は10試合あり、 レギュラーで6試合、 ハーフ交代で2試合に出場しました。 最後に強いチームに勝てたのが心に残っています」
  「オーストラリアの選手は個々のプレーは上手いけど、 オフェンスでボールを取られたら、 守りはディフェンスに任せているという感じで、 『全員で攻撃して全員で守る』 という日本のプレーとの違いを感じました。 また向こうは日本より反則の取り方が緩く、 日本では考えられないプレーもいっぱいありました」
 「現地に行くまで代表チームの全体練習がなかったので、 最初のころは自分のプレーを出せませんでしたが、 後半には、 前衛のオフェンスにつなげるパスを多く出し、 シュートチャンスも作れるようになりました。 また、 相手は体格がいいので、 大きい相手に対するディフェンスを考えることができました」
 「ユース代表のメンバーには、 小学生の頃に対戦していた子もいます。 『ドリブルがすごくうまい』 とか 『持久力がすごい』 といったように、 一人ひとり個性の強いメンバーだったので、 いいところは自分も見習おうという目標になりました。 練習方法をさりげなく聞いたりして参考にしました」
 「高校で今回のメンバーと、 今度は敵として試合をやるのが楽しみ。 そしてまた高校生選抜に選ばれたい。 ホッケーの魅力は、 チームプレーと、 しんどくても楽しいと思えるところ。 自分のやるべきことを見つけた、 という気がしています」

 篠山市中学校男子ホッケー部は、 今夏、 創部2年目にして全国総体で3位入賞と大健闘した。 倉橋君を含め、 3年生数人がホッケー強豪校への進学を視野に入れているという。 今後の活躍を楽しみにしたい。

(徳舛 純)

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