学校外でのがんばり

2007.01.31
未―コラム記者ノート

 小学生のミニバスケットボール柏原女子が、丹有女子で初めて全国大会に出場する。いつも通りの自然体でのびのびとプレーしてきてほしい。 柏原女子監督の片山晃さんは小学校の教諭。週3回、火曜、木曜の夜と土曜の午前中にミニバスを指導している。インタビューの際、「学校の教師は、学校外での子どものがんばりをもっと見てやらないといけない」と言われていたのが印象に残った。 現在の学校現場では、うれしくて涙したり、悔しくて涙するということが残念ながら少ないのだという。「社会体育では子どもの目の輝きが違う」とも。将棋でもジャズダンスでも、一生懸命にやっている面を認めてやるべきだという話に共感した。また逆にミニバスの選手たちには、「学校をおろそかにしてはいけない」と教えている。 小学生時代にミニバスをし、中高、大学、社会人とバスケを続けていた地元の友人が昨年結婚した。相手の男性も同じ経歴の持ち主。披露宴のお色直しではそろってユニフォーム姿で登場したらしい。社会体育やクラブ活動が単なる通過点ではなく、人生の柱になることもあるんだなあと実感した。(徳舛 純)

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