県の資料から2001年度のごみ処理の実態が明らかになり、青垣町が県下で最も住民一人あたりのごみ処理量が少ないこと、氷上郡が全般的にリサイクル率が高いことなどが分かった。その後、篠山市の新しいクリーンセンターが稼働し、氷上郡内でも分別が厳しくなったので、ごみ排出量、リサイクル率とも、今は3年前よりさらに数値が改善されているだろう。 氷上郡は、分別が厳しい氷上町、青垣町の方式を基本として、合併時に分別方法が統一される。他町の人は、しばらくは、手間がかかり、面倒くさいと思われるだろう。青垣町でも今となっては笑い話だが、ビンにはられているラベルの扱いを巡って「はがしてリサイクル」「そこまではしなくて良い」という激論が住民間で戦わされたこともあった。 都会の街角で大量のチラシが配られ、捨てられていくのを見ると、いなかでちまちま分別をするのがばかばかしくなり、不条理を感じていたが、県下一ごみの排出量が少ないことが分かった途端、町民として急に誇らしい気持ちになった。「環境に優しいまち」は、かっこうがいい。新市も、「エコロジーなまち」でいきましょう。(足立智和)