重い無効票

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 柏原町議選が30日告示と迫ってきた。選挙戦になるかは微妙な情勢だが、少し「無効票」について考えてみたい。 8月の氷上町議選では、最下位得票者が同数で並び、くじで当落を決めるという異例の事態が起きた。落選候補の名前を書いていながら無効となった票が一票あり、問題になったのは記憶に新しい。 どのような票が無効となるかを具体的に調べてみると、▽白票▽単に雑事を記載▽単に記号や符号を記載▽候補者でない名前を記載▽候補者の氏名以外に他事を記載▽候補者の誰を記載したのか認識しがたい-など。誤字や脱字があっても、特定の候補者に投票しようとした意志が読み取れる場合は有効とされるケースもある。 柏原町選管によると、1999年の前回同町議選では、投票総数5843票のうち、無効票は67票で、約1.1%。中にはよく知らなかったために「無効」となってしまったケースも含まれていたかもしれない。 大切な「一票」だ。妙案は浮かばないのだが、「投票の仕方は常識」と片付けてしまわず、無効票を一票でも減らすために何らかの対策がとれないだろうか。(徳舛 純)

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