「にしき記念病院」輪番制に参加

2007.06.14
丹波の地域医療特集

 平日の夜間と土、 日曜日の救急搬送患者を、 丹波地域の当番病院が交代で受け入れている病院群輪番制に、 7月から 「にしき記念病院」 (井手通雄院長、 篠山市西谷) が新たに参加する。 5月に柏原赤十字病院が同輪番制から脱退したことを受けての対応。 同輪番制の参加病院は、 県立柏原、 兵庫医大篠山、 岡本、 大塚、 にしき記念の5病院となる。
 柏原日赤が受け持っていた木曜夜間を引き受ける。 救急用に1床を確保し、 内科医、 整形外科医各1人が当直する。 骨折など外傷のみの対応で、 手術が必要な場合などは他病院へ搬送する。 またベッド1つが埋まれば2件目以降は受けられない。 来年1月に常勤外科医1人を増員できる見通しで、 そうなれば土、 日曜日の輪番にも加わる予定。
 同病院は昨年3月に19床から11床増えて一般病床30床の規模になった。 20床以上で 「診療所」 から 「病院」 の位置付けに。 丹波地域の 「病院」 は全て輪番に参加しており、 にしきも準備を進めていた。 井手院長は 「地域医療が荒廃しており、 やれることをやるしかない。 当面は2人当直で万全を尽くし、 体制が整えば土日も参加したい」 と話している。
 同病院の医師数は常勤5 (内科、 整形外科、 耳鼻科、 心療内科、 眼科)、 非常勤18 (常勤医診療科以外に神経内科、 放射線科、 皮膚科)。

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