JR下滝駅前に恐竜親子の石像設置

2007.11.09
丹波の恐竜

 山南町上滝の篠山川沿いでティタノサウルス類とみられる恐竜化石が見つかったのを記念してJR下滝駅前に恐竜の親子をかたどった石像が設置され、 3日、 除幕式が開かれた。 地元の石材店が寄付したもので、 高さ1メートル×幅3・6メートルの台座に、 中国製の緑石で高さ1・2メートルの石像を設置している。 台座には、 化石発掘現場から出た茶褐色の石を使っている。
 デザインは、 絵本作家の村上祐喜子さん (茨木市)。 親竜が、 鼻で子どもをあやすようすを表現している。 石像の横には、 村上さんの夫でNHKアナウンサーの村上信夫さんがしたためた像設置の経緯を石板にして設置。 「縁あって2006年8月7日に見つけてもらいました。 自然を大切にしこの環境を守り、 丹波の美しい風景がいつまでも変わらないことを祈っています」 と刻まれている。
 上久下地域自治振興会の柳川瀬義輝会長は、 「上久下のシンボルとして、 末永く愛され、 訪れる人に夢や感動を与えてくれるものと信じている」 とあいさつ。 村上さんと、 像を寄付した森田石材店の森田茂樹社長に感謝状を贈呈した。

関連記事