「丹波竜グランプリ」の入賞者発表

2008.01.10
丹波の恐竜

 丹波市は、 丹波竜について、 従来の恐竜のイメージを打破し、 新しいイメージを与えようと公募した 「丹波竜グランプリ」 の審査結果を発表した。 高校・大学生・一般部門のグランプリには、 大木啓輔君 (柏原高校3年) =丹波市=のイラスト 「平和」 と、 大家涼君 (中1) =神奈川県秦野市=のエッセイ 「いのちの手紙」 が選ばれた。 入賞作品は、 恐竜化石工房 (山南町谷川) にパネル展示されている。
 北海道から福岡県まで、 イラストを中心に197件の応募があった。
 大木君の作品は、 恐竜の足元に一輪の花が咲き、 1羽の蝶を目で追うように大きな頭を持ち上げた恐竜の姿を描いている。 「丹波竜は、 草食恐竜です。 そこからのびのびとしたイメージを描くことが出来ました」 とのメッセージを寄せている。
 また、 大家君は、 化石を手紙に見立て、 地球が長く生命を育んできたことをあげ、 「今の地球人は恐竜の知らせのように、 今後も1億年を越えて子孫に歴史の手紙を残さねばなりません」 と、 恐竜化石を通して環境問題、 命をつなぐことの大切さを訴えている。
 表彰は、 5月に予定しているシンポジウムで行う。 そのほかの入賞者は次のみなさん。
 優秀賞=辻野博貴 (丹波市)、 藤野勲 (奈良市) ▽佳作=桐村祐哉 (丹波市)、 森田晃王 (盛岡市)、 みなちゃん (西東京市)、 原智子 (大阪市)、 のぶのぶ (茨木市)、 安達司 (丹波市)。

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