「人博」に恐竜化石のクリーニング展示施設

2008.04.21
丹波の恐竜

 県立人と自然の博物館 (三田市、 079・559・2001) に20日午後1時から、 恐竜化石クリーニング展示施設 「ひとはく恐竜ラボ」 が開設される。 丹波市山南町上滝の恐竜化石発掘現場から掘り出した泥岩から、 化石を取り出す作業を行う。 「丹波竜化石工房」 (山南町谷川) と合わせて、 クリーニングを行う施設が2つとなり、 作業の迅速化が期待される。
 鉄骨平屋建て260平方メートル。 50平方メートルのクリーニング室、 75平方メートルの展示スペースなどを備える。 月曜日 (休館日) を除く週6日、 研究員を含め3―4人が、 第2次発掘で掘り出した約3トンの泥岩のクリーニングを行う。 展示スペースからガラス越しに、 作業を見学できる。
 これまで同博物館には、 クリーニングを行う作業スペースが1人分しかなかった。 同施設の開設により、 昨年12月開設の丹波竜化石工房と合わせて、 常時6人程度がクリーニングに携われるようになる。 20日午前10時半から、 井戸敏三県知事らが出席し、 同施設で開設セレモニーを行う。 公開時間は午前10時―午後5時。 ゴールデンウイーク、 夏休み中は常時開館する。

関連記事