舛添大臣が「守る会」に触れ国の責任語る

2008.06.25
丹波の地域医療特集

 厚生労働省は18日、 「安心と希望の医療確保ビジョン」 を発表、 これまでの医学部の入学定員の抑制を改め、 医師養成数を増加させるとする方針転換を打ち出した。 同日開催された、 ビジョンをまとめる会議で、 舛添要一厚生相は、 「県立柏原病院の小児科を守る会」 について言及した。
 会議を取材した医療情報誌 「ロハス・メディカル」 発行人の川口恭さんによると、 医療確保をお金をかけなければできないものと、 かけなくてもできるものについて仕分けをし、 必要な分は国が担わねばならないという文脈の中で、 「たしかに 『柏原病院の小児科を守る会』 のように国からは1円も出ていなくて少しのお金で済んでいるものはあるけれど、 しかし、 国の予算としてつけないと実現しないものもある。 これからはそういう観点で取り組んでいきたい」 と述べたという。
 川口さんは、 「大臣はたびたび 『守る会』 について言及している。 『守る会』 は、 国民にできる医療確保の一例として、 象徴的な存在。 政治的に重要な局面で、 大臣は丹波に視察に行くのではないか」 と話した。

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