篠山市 地域医療対策事業に9000万円

2008.09.09
丹波の地域医療特集

 篠山市は、 9日の定例会に、 地域医療対策事業として9000万円の補正予算案を盛り込んだ。 また兵庫医大篠山病院への補助金内容を詳しく定めた 「同病院施設整備費等補助金交付に関する条例」 を提案する。
 市は、 兵庫医大篠山病院に病院運営費として年1億8000万円を補助する基本協定を同医大と結んでいる。 内訳は、 医師確保対策 (医師らの給与上乗せ分) と、 市内3病院で分担する救急医療対策の各9000万円。 今回の補正予算9000万円は、 10月から来年3月までの半年分で4500万円ずつ計上した。 病院整備の補助金は含まれておらず、 12月か3月定例議会に上程の見通し。
 市内3病院の救急受け入れ体制については、 昨年、 兵庫医大篠山、 岡本、 にしき記念の3病院代表者、 医師会役員、 消防長らで 「市救急医療体制調整委員会」 (委員長=山鳥嘉彦市医師会長) を発足して話し合いを始めたが、 兵庫医大篠山病院の存続が決まらなかったため、 昨年末から中断していた。 今月11日に会合を再開して体制を話し合う。
 兵庫医大篠山病院への補助金条例は、 前文と全13条からなる。 施設整備補助金の上限は19億4000万円、 期間は今年度と来年度の2年間とする条文などで、 施行は10月1日から。
 また、 市と兵庫医大との基本協定書に基づく 「運営協議会」 の運営規則も作成中で、 10月から施行する予定。 現在メンバーの選定などを進めているという。 兵庫医大篠山病院が事務局を担当している。

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