丹波竜化石第2次発掘現場での化石産出状況を再現した 「産状レプリカ」 ができあがり、 丹波市は9日、 山南住民センター (山南町谷川) 内の丹波竜化石工房に設置し、 一般公開を始めた。
縦2・6メートル、 横1・6メートルで、 樹脂やプラスチックでできている。 2次発掘での、 ろっ骨や恥骨、 背骨の一部など胴体部分の産出状況を正確に再現しており、 最大で長さ1・3メートル、 幅10センチのろっ骨などが配されている。
産状レプリカとしては、 1次発掘時のものに次いで2つ目。 1次のレプリカと並べて置き、 尾から胴体部へと発掘が進んでいる状況がうかがえる。
市が発注し、 東京の業者が約3カ月間かけて製作。 発掘を行っている人と自然の博物館 (三田市) が監修した。
市恐竜を活かしたまちづくり課は、 「化石の産出状況をリアルに再現している。 多くの人に見てもらい、 関心をもってもらいたい」 とし、 「将来的には現場に配置し、 野外でのオープンミュージアムに役立てたい」 と話している。