福知山線の利用増進に 3人以上で料金を助成

2009.04.13
ニュース

 JR福知山線の利用増進をはかろうと、 丹波市は4月から、 これまで 「8人以上」 のグループ、 団体としていた鉄道運賃の助成対象を、 「3人以上」 に緩和した。 一家族単位の旅行、 外出を新たに対象にすることで、 乗客増加につなげようという試み。 助成額は、 従来と同額の大人1000円、 子ども500円。
 近年、 同助成の利用者が低迷したことから、 基準を緩和することにした。 国勢調査の市の世帯あたりの平均人数が3・09人だったことから、 3人にまで引き下げた。
 家族3人 (大人2人、 こども1人) で大阪駅まで行った場合、 通常、 7240円かかる料金が、 2500円お得な4740円となる。
 片道50キロ以上の利用で、 市内の駅で乗車券を購入し、 市内の駅から乗車することが条件。 JRと阪急や神戸電鉄、 北近畿タンゴ鉄道など、 他社路線と合わせて50キロを超えていれば、 助成対象になる。 いったん立替払いをする。
 駅の窓口で、 所定の用紙に利用区間の距離、 参加人数などを記載してもらい、 乗車後、 1カ月以内に申請書を市役所、 春日庁舎、 各支所の地域振興課に提出する。 市からの入金は、 口座振替になる。
 申請書は、 市役所、 春日庁舎、 各支所、 市内各駅 (谷川、 柏原、 石生、 黒井、 市島) に設置している。 市内有人駅の窓口が開く時間はまちまちだが、 乗車券はあらかじめ購入できる。 窓口が開く前の電車に乗る際は、 購入時に駅窓口で書類記入を求めれば、 助成を受けられる。
 グループに対する助成は、 氷上郡時代から広域行政事務組合で取り組んでいる。 2002年度は、 4231人が利用したが、 その後は減り続け、 07年度は1994人。 毎年1、 2月のカニシーズンに利用が多いという。
 問い合わせは、 同課 (0795・82・0916)。

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