一昨年10月、 篠山層群で見つかった国内最古とみられるほ乳類化石の活用方策を話し合う 「篠山市脊椎動物化石保護・活用委員会」 (委員長=河合雅雄京都大学名誉教授、 15人) の第5回委員会が8日、 同市役所で開かれ、 篠山層群から発掘した岩の塊を砕き、 化石を探す作業所を西紀支所 (宮田) の車庫棟に設置することを決めた。 今年度内の設置、 運用を目指す。
作業所の候補地として、 西紀支所車庫棟と西紀公民館分館が挙がったが、 今年3月末、 同委員が視察調査を行い、 交通の利便性や搬入のし易さから、 西紀支所車庫棟に決めた。
同作業所では、 発掘した岩を保管したり、 砕く作業を行うだけで、 専用の機器や熟練した技術が必要なクリーニング作業は行わないとしている。