丹波市の小中学校 新型インフル1割超える

2009.11.16
ニュース

 丹波市内の小中学校で、 これまでに新型インフルエンザの疑いがあると医療機関から診断された人数 (り患者数) が12日時点で、 全児童生徒 (6369人) の1割を超える768人に達した。 学級・学年閉鎖措置も連日講じられており、 学校現場では学習指導要領に基づく規定の授業時間数を確保することが悩みの種となっている。 市教育委員会は、 「今後の状況が読めないが、 子どもたちの学力保障を第一に、 あらゆる方策を考えたい」 としている。
 市内では、 8月に新型疑いのある児童生徒が5人確認されたのを皮切りに、 9月には33人、 10月には354人と日を追うごとに増加。 11月は12日時点で376人の感染が確認されている。 入院者は3人あったが、 いずれも1日で退院し、 重症化したケースはない。
 閉鎖措置が初めて取られたのは10月で、 学級・学校閉鎖はこれまでに計71件。 一度閉鎖した学級、 学年が新たに閉鎖する 「2回目」が小、中学校それぞれ1校で起きている。

関連記事