丹波市が防災地図を改訂・各戸配布へ 土石流影響範囲も掲載

2011.05.12
ニュース

 丹波市が、 地震時の揺れやすさや、 土石流の想定被害範囲などを盛り込んだ防災マップ (A0判) の改訂版を作成した。 県の土砂災害基礎調査で分かった市内1430の土石流・急傾斜地危険箇所を地図に落し込み、 土石流の影響範囲を表示した。 自治会役員会で説明会を順次開いており、 終わったところから各世帯に配布する。 5月末までに市内全域に行き渡る予定。

 5年ぶりの改訂。 「柏原・氷上」 「青垣」 「春日」 「市島」 「山南」 の5種類を作成。

 表面の洪水ハザードマップでは、 河川がはんらんした場合の浸水想定区域、 大雨の際の土石流発生など土砂災害警戒区域、 避難所、 2004年の台風23号などによる近年の浸水状況などを記載。

 裏面の地震ハザードマップでは、 三峠、 御所谷両断層帯 (山南のみ山崎、 御所谷両断層帯)、 東海・東南海・南海地震発生時の震度と、 建物の全壊率を掲載している。

 市では、 「災害危険性のある所をあらかじめ知ってもらい、 対処法を考える材料にしてもらえれば」 と話している。

 

関連記事