2戸7人と、 丹波市内最小の自治会、 氷上町八幡町自治会が、 今年度から隣接する東町自治会に編入し、 39年の歴史に幕を下ろした。 もともとアパート住民が中心の自治会で、 アパートの閉鎖、 取り壊しで自治会員が減り、 決断した。 成松連合区は12町が11町に、 市内の自治会数は299から298になった。
同自治会は、 1972年7月1日に誕生。 氷上町内で2番目にできたアパート 「甲賀荘」 があり、 32世帯80人以上が暮らしており、 「30戸あれば独立できるのでは」 と、 東町から分かれた。 名称は、 自治会の真ん前の甲賀山の麓にある八幡さんからとった。
1980年代は子どもも多かった。 こども会もあり、 自治会の親睦バス旅行もあった。 公民館はなく、 集会が必要な場合は、 アパートの空室や倉庫を使った。 自治会費は長く600円 (昨年度から1000円) だった。
当初はアパート住民も自治会の役員を担当していたが、 入居者の減少、 また高齢化で、 アパートの大家の北野敏夫さん (67) が20年にわたって自治会長を務めることに。 北野さん夫妻と息子、 一家でいくつもの自治会役員を兼務した。 アパートも、 2年前に解体。 最終的に北野さんを含む一戸建て2世帯だけとなった。