恐竜化石発掘調査の中間報告を冊子に 県立人と自然の博物館

2011.06.02
丹波の恐竜

 県立人と自然の博物館 (三田市、 079・559・2001)は、丹波市山南町上滝の篠山層群で2007年1月から行っている丹波竜化石発掘調査 (1―4次) の結果をまとめた冊子 「ひとはく恐竜・化石プロジェクト 中間報告書」 を発行した。

 2006年8月に自然愛好家の2人が恐竜化石を発見し、 その後、 丹波市、 篠山市にまたがる篠山層群でどのように調査・研究、 地域づくりが発展していったかをまとめている。 発掘現場や見つかった化石の写真を多数使用し、 調査概要データ、 恐竜の系統図や地質図など、 専門的な資料も掲載。 生涯学習やまちづくりに活かす取り組みも記した。

 岩槻邦男館長は序文で 「発掘が展開する過程や、 そこで明らかにされる研究の現状を、 関心をもつすべての人々と共有することを期待し、 中間的にまとめた」 と寄せている。

 A4判カラー32ページで、 2500冊を発行。 山南の丹波竜化石工房や丹波市関係機関、 施設、 発掘ボランティア、 県内各学校、 全国の博物館などに配布する。 同博物館ホームページ (http://hitohaku.jp/publications/hkkp.html) にも全文掲載している。

 

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