集落田みんなで活用 クリや景観作物栽培

2011.06.30
ニュース

 氷上町中野自治会 (稲継敏充自治会長、 23戸) が、 自治会が所有する田んぼでクリを栽培して収益をあげ、 集落田の荒廃を防ぐとともに、 集落の協議費の一助にしようというプロジェクトをスタートさせた。 26日には初めての農作業を行った。 「ほのぼのした、 おいしい、 すばらしい中野をめざそう」 と、 プロジェクト名は 「ほのbouno (ボーノ)  NAKANO」 と名づけた。 公募で集まったプロジェクト委員6人を中心に部会を作り、 集落全員参加で取り組む。

 同自治会は古くから土地を持っており、 ほ場整備を経て、 現在は田んぼ4枚、 約64アールを所有している。 以前は同自治会に費用を払って耕作する人がいたが、 作り手がなくなった近年は自治会が費用を払って管理していた。

 自治会内に設けた委員会が、 ビジネスや集客への活用を提案。 それを実行に移すプロジェクトメンバーを公募したところ、 30―60歳代の6人が応募した。

 クリは12月からの栽培となるため、 空いた田んぼを使って中野をPRしようと、 景観作物のマリーゴールドとコスモスを栽培することに。 田んぼの縁に沿ってマリーゴールドの種をまき、 7月にコスモスもは種する。 花が咲きそろう10月にイベントを開く。

 

関連記事