丹波市は近く、 「 (仮称) 市クリーンセンター整備・運営協議会」 を立ち上げる。 施設整備や管理・運営について、 市民の視点から意見を述べるのが役割で、 建設地の春日町野上野地区、 市との3者が連携し、 「親しまれる施設づくり」 をめざす。 市は9月下旬をめどに、 同施設整備・運営に関する 「覚書」 を同地区と締結する方向で話し合いが進んでいるといい、 市環境整備課は、 「覚書の締結までに協議会を立ち上げたい」 としている。
協議会は、 商工会、 消費者協議会、 自治会、 老人クラブなどの公共的団体の代表者、 地元 (春日町野上野) 代表、 市環境審議会や大学教授などの有識者ら計13人で構成。 ごみの排出者 (市民や事業所)、 消費者、 販売者、 地域、 行政など、 それぞれの視点から意見を出す。 市によると、 施設整備に関しては、 設計や熱利用などについて意見を聞くことを想定している。 会議は公開で行われる。
春日町野上野地区は6月、 市との協議の窓口となる 「安全・安心委員会」 を設置。 7月27日までに3回の会合をもった。 市は、 同センターの整備・運営に関する 「協定書」 締結の前段として、 工事や運営の安全面、 市の責務、 運営の期限とする 「30年後」 の取り扱いなど、 協定書に盛り込むべき事項を覚書の中で示そうとしており、 すでに素案を地元に提示している。
また、 7月29日には福井県大野市の処理場を訪ね、 搬入・搬出作業を屋内でする構造などを視察、 8月9日には和歌山県橋本市の処理場を視察する予定。 同処理場は、 近隣自治体では最新の施設。