篠山市が広報紙を通して市民から募っていた市名に関する意見募集の提出期間が終了し、 2日、 同市が提出状況の速報を明らかにした。 計410件から意見が寄せられ、 うち 「丹波篠山市に変更」 としたのは352件、 「現状維持」 は43件。 「その他」 は15件だった。
寄せられた意見の中で個人は141人。 267人が連名などの共同提出。 2件が団体からだった。
共同提出に関しては、 最大で90人の連名があり、 団体ではないものの組織的な動きがあったことが見て取れる。
その他の意見では、 「兵庫丹波篠山市」 「ささやま市」 など第三の案を提示する人もいた。
酒井隆明市長は 「410件はとても大きな数。 市民の関心は高い」 とし、 「意見を整理し、 できるだけ早く市民に提示したい」 と話した。 意見募集は、 昨年の市庁内プロジェクトで検討した 「市名変更」 の一環として、 市広報6月号の中で呼びかけ、 7月29日まで意見を募っていた。
酒井市長は意見募集を経て住民アンケートにつなげる予定だったが、 6月21日に行われた市議会本会議で財政難などを理由にアンケート実施経費を含む補正予算案が否決されている。