「拾う」から「栽培」へ 丹波市栗生産組合設立へ

2011.09.18
ニュース

 丹波ブランドの代表格、 丹波栗を再興し、 地域活性化につなげようと、 丹波市内の栗生産者が26日午後1時半からJA丹波ひかみ本店で、 「丹波栗生産組合 (仮称)」 の設立総会を開く。 設立総会時の組合員は約130人。 300人を目標に組合員を増やし、 クリの増産につなげる。

 JA丹波ひかみが呼びかけた。 丹波大納言小豆を販売するなかで、 同じ和菓子材料で、 丹波特産のクリがほしいとの要望が業者から多く寄せられ、 組合を設立することに。

 組合では、 特に世話もせず、 自然になり、 落ちた栗を出荷する 「拾うクリ」 から、 せん定し、 防除をし、 大粒の栗をならす 「栽培するクリ」 への転換をめざす。 栽培面積拡大のため、 新植運動を展開するほか、 良質で大粒のクリを生産するため、 組合員を対象に栽培講習会や新植の苗木の助成、 せん定講習会、 防除指導などを行う予定。

 同JAは、 昨年度で32トンだった出荷量を60トンに倍増させることを目標にしている。 昨年度の平均単価はキロ590円にとどまったが、 大納言小豆同様に、 まとまった量を安定的に確保できる体制を整え、 有利販売につなげたい考え。

 

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