篠山市議会は9月1日、 四季の森生涯学習センターで市民を対象にした初めての 「議会報告会」 を開いた。 同市会の 「議会のあり方研究会」 の森本富夫会長ら8人が出席。 制定を目指している、 「議会基本条例」 の経過報告を行った後、 参加した市民と意見交換。 市民から活発な意見が出た。
同研究会の隅田雅春委員が、 土日議会の開催や一般質問の一問一答方式導入など、 これまでの議会改革の取り組みや、 同条例を12月定例会で提案するまでのスケジュールなどを報告した。 渡辺拓道委員は議会基本条例を説明。 「隠さない議会」 「逃げない議会」 「議論を深めより良い篠山をつくる議会」 を目指すとした。
報告会には18人の市民が参加。 ▽常任委員会で市民が傍聴しやすい環境づくりを▽議会で出た市からの資料の公開を▽議会が開会するまでに議案について市民への報告会を▽市内全域で報告会開催を―などの提案が出た。
また、 ▽市への反問権を付与すると、 一般質問の制限時間が足りないのでは▽安いと言われる篠山の市議の報酬は職業として正当なレベルか▽たくさん建てられた 「箱物」 の維持管理がされていないのでは―など、 さまざまな意見が出た。
このほか、 「議会を変えるには、 市民が変わらなければならない。 市民が議会をもっと傍聴し、 監視しないといけない」 という市民に向けた意見も出た。
河南克典議長は 「条例が制定されれば、 報告会で議員一人ひとりの説明責任が問われる。 真に 『市民の代表』 と呼ばれるような議会にしていきたい」 と最後にあいさつを述べた。