クリを対象品目に 丹波市果樹産地協議会が発足

2011.10.02
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 クリの振興について、 国の補助メニューが受けられる体制を整えようと、 丹波市は9月28日、 市果樹産地協議会の設立総会を市春日庁舎で開いた。 県を通じ国に提出する 「市果樹産地構造改革計画」 を承認し、 協議会の正副会長を選んだ。

 国の補助メニューは、 他品目からクリに改植した場合の費用 (苗木代、 伐根、 伐採など) の2分の1を補助する 「果樹経営支援対策事業」 や、 今年度新たに創設された、 改植した翌年から10アールあたり5万円、 最長4年間補助が受けられる 「果樹未収益期間支援事業」。 協議会設立と計画策定が、 交付の前提条件となっており、 クリ栽培の機運の高まりを受け、 補助申請ができる体制を整えた。

 同計画では、 対象とする品目をクリとし、 推奨品種は 「銀寄」 「筑波」 「丹沢」 「ぽろたん」 の4つとした。 産地の範囲を市内全域とし、 市内のクリ生産農家全体を対象とした。

 同協議会は、 市、 JA丹波ひかみ、 丹波農業改良普及センター、 丹波農林振興事務所、 丹波市くり振興会、 丹波栗生産組合で構成。 会長には、 市くり振興会の河村修治会長 (柏原) が、 副会長には丹波栗生産組合の足立義郎組合長 (青垣) が、 監事に同JAの谷川昌幸営農振興課長が選ばれた。 事務局は、 丹波市農業振興課に置く。

 河村会長は、 「もっと産地として発展させたい。 関係機関は指導、 協力を」 とあいさつした。

 

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