「小中一体型」と提言案 青垣で校区説明会

2012.01.15
ニュース

 小・中学校の適正配置について検討する 「青垣地域のこれからの教育を考える会」 (足立宏之会長) が、 「(小学校) 4校統合が望ましい」 「小中一貫教育の導入が有効」 とし、 「 (小中の) 施設一体型がより望ましい」 とする提言案をまとめた。 1月17日から4小学校区ごとに集会を開き、 住民、 PTAに検討結果を報告し、 意見を聞く。

 学校の統合、 小中一貫教育、 小規模校ネットワークの3部会を設け、 長所、 短所をそれぞれ検討し、 統合と小中一貫の結論にいたった。

 統合のメリットは、 ▽複式学級を解消でき、 各学年2学級となる▽多人数の学習集団になることで、 多様な価値観に触れたり切磋琢磨することで、 学習だけでなく、 豊かな心の成長につながる▽クラス替えが可能になり、 人間関係の固定化、 序列化が生まれにくくなる―などをあげた。

 デメリットは、 ▽通学距離や通学時間が長くなり、 通学方法の検討が必要▽地域と連携した活動ができにくくなる▽廃校となる学校の跡地利用―など。

 小中一貫の長所は、 ▽青垣地域に中学校を残せる▽9年間を見通した教育により、 子どもたちの学びと育ちの保障ができる―など。 短所は、 9年間の中で、 児童生徒の成長に応じた指導内容や指導体制の工夫が必要―とした。

 

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