ごみ処理施設建設業者選定 3月末、業者募集へ

2012.03.04
ニュース

 丹波市は2月29日、 市議会の一般廃棄物処理施設建設に係る調査特別委員会の席上、 (仮称) 市クリーンセンターの設計、 施工業者を決める 「総合評価型プロポーザル方式」 の審査において、 評価要素となる5つの基本方針を明らかにした。 「安全・安心」 「循環型社会の形成への寄与」 などで、 経済的評価 (見積書の額) とあわせて総合評価点を算出し、 決定する。 市は3月下旬にも業者募集を始め、 10―11月ごろに業者を決定したい考え。

 市によると、 同方式は、 ▽アイデアをもった事業者を広く募集できる▽市と事業者との交渉が可能で、 民間のアイデアと市の要求水準の両方を満たした施設を適正価格で契約できる―などがメリットという。 

 基本方針は、 ▽安全・安心▽循環型社会の形成への寄与▽地域との共生▽建設計画▽維持管理計画―。 これらに基づいて価格以外の部分を評価し、 経済的評価を加える。 非価格要素の評価点と、 経済的な評価点の比率配分は検討中で、 募集公告時に公表される。

 同方式の実施にあたり、 市はこのほど、 最初に市との交渉権を得る 「優先交渉権者」 を選定する基準などを作成する審査員会を組織。 永井隆夫副市長を委員長に関係部長2人の計3人で構成し、 作業を進めている。 業者募集を締め切った後に、 交渉権者を選定する 「選定部会」 を立ち上げる。 大学名誉教授ら有識者3人と関係部長2人の5人で構成する。

 永井副市長は、 「厳正に、 業者選定に向けた手続きに入りたい」 と話している。

関連記事