山南の教育考える会 最終提言案まとまる

2012.03.22
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  「山南地域のこれからの教育を考える会」 (柳川瀬義輝会長、 27人) が3月19日、 山南住民センターで開いた会議で、 今年度中に市教委へ提出する山南地域の小中学校運営に関する最終提言案を承認した。 同地域の少子化を踏まえ、 「4小学校の現状維持」 と 「2中学校の統合」 が望ましいとする方針。 住民に説明した案から2点修正された。

 中学校統合では生徒数の増加に対応した、 校舎の改修・増設など 「学校設備の充実が必要」 との文言を追加。 2月の住民フォーラムの段階では示されていた、 「将来的には地域4小学校の統合が望ましい」 という文言は、 将来にも予想される小学校の検討で支障が出る可能性から削除した。

 中学校は、 山南中学校が2013年度に全学年2学級、 18年度には和田中学区が全学年1学級になることから、 早期の統合が必要と判断。 授業や部活動などで支障が出ている現在の教育環境を、 統合によって向上させるべきとした。

 小学校は17年度時でも複式学級が発生せず、 現状で統合を進めた場合には校舎新設など、 負担が大きいと判断。 児童数の推移を見守り、 今後の検討が望ましいとした。

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