障がい者らすし店運営 就労継続支援A型事業所「ニコマル」

2012.10.25
ニュース丹波市

 障がい者の就労継続支援A型事業所 「250g (ニコマル)」 が、 コモーレ丹波の森 (丹波市柏原町母坪) のテナント 「スシマス」 (0795・73・1528、 午前10時―午後8時) で、 持ち帰り用寿司を製造、 販売している。 知的、 精神障がいがあるスタッフ4人と健常者3人が、 元気良く働いている。

 同事業所の運営会社 「ネクステ」 (丹波市氷上町市辺) が、 寿司チェーンの 「鮨枡食品」 (本社・八尾市) とフランチャイズ契約を結んだ。 運営に際し、 本社社員の下で研修した。

 障がい者は、 それぞれ適性に応じて、 調理や盛り付け、 接客を担当。 握り寿司では、 本社から送られてくる魚の短冊や片身を規定の大きさに切り、 皮を引く。 サバ寿司は、 1本丸々のサバに塩をほどこし、 酢につけて作る。 魚をおろす技術を持っている調理担当の石田誠さん (21) =丹波市市島町=は、「接客が苦手な性格。 接客係が別にいるので、 厨房で集中して仕事ができ、 働きやすい。 きれいに盛り付けをするように心がけている」 と話す。

 藤木誠一店長 (37) =同市柏原町=は、 「忙しい中でもにぎやかに。 元気を売りに、 自信を持てる商品をお客さんに提供したい」 とはりきっている。

  「ネクステ」 が運営する 「ニコマル」 は、 同店のほか、 「かまど家氷上店」 で弁当の製造、 販売、 マンション、 アパートの清掃業務も手がけている。 利用者は現在31人。

 

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