体験古民家オープン 丹波市青垣町菅原地区

2012.12.13
ニュース丹波市

写真・オープンイベントで賑わう体験古民家「かじかの郷」=青垣町菅原で

 丹波市青垣町菅原地区で12月9日、 田舎暮らし体験古民家 「かじかの郷」 がオープンした。 阪神間、 大阪、 京都などから田舎暮らしに関心を寄せる20家族約60人が参加。 オープン記念のイベントがあり、 つきたてのもちやあまごの塩焼き、 おにぎりなどのもてなしを受け、 地元住民らとふれあった。 早ければ、 冬休みに入るクリスマスのころから貸し出しができそうという。

 神楽自治振興会が事業の実施主体となり、 菅原地区の有志でつくる 「菅原古民家活用の会」 (壇正弘委員長) が、 利用者の暮らしをサポートする。 川遊びや農作業体験などもできる。

 築120年の木造平屋建て草葺き住宅で、 1カ月を単位に賃貸契約を結び、 3万5000円 (光熱水費は別途、 利用者負担) で貸し出す。 浴室、 洗面、 水洗トイレが整備されているほか、 テレビや冷蔵庫、 調理器具、 暖房器具、 寝具なども完備している。

 猪名川町から家族4人で参加した女性 (41) は、 「新興住宅地に住んでいるので、 田舎暮らしはあこがれる。 今は無理でも子どもが大きくなったら田舎に住んでみたい」 と言い、 神戸市から家族4人で参加した男性 (55) は、 「田舎暮らしに関心がある。 (契約する) 1カ月はちょうどよい長さで、 おもしろい試みだと思う。 申し込んでみたい」 と話していた。

 活用の会の壇会長は、 「村の人にも楽しんでもらいながら、 事業を長く継続していきたい」 と話していた。

 

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