もてなしの心広げる 観光客にあいさつを 丹波市観光協会

2013.01.31
ニュース丹波市

 観光客をまちぐるみで温かく迎えようと、 丹波市観光協会柏原支部などが、 あいさつ運動を展開している。 ポスターやチラシをつくり、 住民に啓発している。 観光客に対する声かけ運動はユニークで、 ボランティアガイドや観光協会などの関係者だけでなく、 地域住民にももてなしの心を持ってほしいと呼び掛けている。

 呼び掛けているのは、 市観光協会柏原支部のほか、 市商工会柏原支部、 観光を活かしたまちづくりをすすめる会の3つの団体。 柏原地域の27自治会にポスターを配布し、 住民にチラシを配ってもらうように依頼した。 ポスターは200枚、 チラシは1万枚を印刷した。

 チラシやポスターには、 観光名所がイラスト風に描かれ、 「ようこそ柏原へ」 「ごゆっくり散策下さい」 「遠いところをようこそ」 などという言葉が会話調に紹介され、 親しみやすい内容。

 兵庫県丹波市を訪れる観光客は、 2011年度に約200万人あり、 このうち柏原には約50万人が訪れている。 織田家ゆかりの城下町でもある柏原は八幡神社、 木の根橋、 柏原藩陣屋跡、 新井神社などの名所も多く、 観光客の散策コースになっている。 街歩きの観光客が増える中で、 観光客から 「高校生などからあいさつを受ける機会が多い」 といった声を聞くことがあることから、 一度訪れた人が再訪したいと思える、 好印象を持たれる地域になるよう運動を広げる。

 足立陽司・丹波市観光協会柏原支部長は、 「観光旅行に出かけた時、 地元の人からあいさつを受け、 気分が良くなったことがある。 柏原に来られた観光客を気持ち良く迎え、 楽しみながら名所旧跡を回ってもらえるような雰囲気づくりをしたい」 と話している。

 

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