児童転落事故から3年 学校の安全誓う 古市小でつどい

2013.06.06
ニュース丹波篠山市

 古市小学校で、 当時1年生の女子児童が校舎3階から転落して死亡した事故から丸3年が経過した2日、 同校で 「安全のつどい」 が開かれた。 同校児童 (86人) や保護者、 教職員、 市教育委員会など約200人が参列。 亡くなった酒井綾菜さんに黙とうや花を捧げ、 二度と惨事を起こさないよう、 安全で安心な学校づくりを徹底して進めていくことを誓った。

  「安全への誓い」 として、 御川豊校長が 「学校が安全で安心できる場所であり続けられるよう、 継続した取り組みをゆるむことなく推進することを誓います」 と宣言。

 同小・幼PTAの酒井正明会長が、 「事故後、 PTA独自で校内安全点検を行ってきた。 見慣れた場所を見慣れた目で見るだけでなく、 多くの目で違った角度から点検していただけるよう、 地域に広く声をかけていきたい。 この点検が名前だけの行事としてマンネリ化しないように、 点検の意味を忘れずに次世代につないでいくことが我々の使命」 と誓った。

 また、 同校児童を代表して6年生の井内太陽君と杉原祐介君が、 「僕たちは事故以来、 命の尊さや安全の大切さについて考えたり学んだりしてきた。 これからも学習を続け、 もっと意識を高めて安全に暮らしていきます」 と誓いの言葉を述べたあと、 全校児童で児童会スローガン 「声かけて 助け合って 守る安全 ひとりひとりが大切な仲間」 と唱和した。

 

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