コウノトリが飛来 春日の水田に

2013.08.18
ニュース丹波市

 8月12日午後零時半ごろ、 丹波市春日町山田の水田に、 国の天然記念物に指定されているコウノトリ7羽が飛来しているのを、 近くの老人ホーム職員が発見し、 写真におさめた=写真。 兵庫県立コウノトリの郷公園 (豊岡市) によると、 コウノトリに間違いなく、 情報が寄せられている限りでは、 丹波市内では2年ぶりの目撃。 7羽が確認されたのは、 昨年、 大阪府和泉市で確認された数と同じで最多。 篠山市内でも7、 8月に2地域で目撃されている。

 目撃したのは、 同地区の特別養護老人ホーム 「おかの花」 の男性職員。 デイサービスの利用者を送迎中、 水の張った休耕田に7羽がいるのを発見。 休息か餌を探しているような様子だったという。 約30分経ち、 群れが電柱に止まったり、 施設の上空を旋回している様子を、 ほかの職員も目撃した。 旋回したあと、 北西の同町牛河内方面に飛んで行ったという。

 写真を撮影した職員は以前、 同公園でコウノトリを見学したことがあり、 くちばしと羽根が黒く、 川辺によく見かけるシラサギではないと確信したという。

  「まさか自分たちの住む集落に飛来したとは驚き。 イメージが良い。 また来てほしい」 と地域の人たちも期待し、 話題を集めていた。

 

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