和田惜しくも準優勝 新人戦に続き近畿へ 県中学総体

2013.08.01
ニュース丹波市

 47年ぶりに県総体に出場した和田は、 決勝戦の1回表、 3本のヒットと四死球、 守備の乱れが重なり4失点。 反撃は4回。 四球の2番大地真弘君 (3年) と、 失策で出塁した3番小林星太郎君 (同) を、 4番前川昌聖主将 (同) が送り、 1死2・3塁。 5番土井翔君 (同) の内野ゴロの間に1点を返した。 変速フォームから繰り出される関宮エースのカーブを打ち崩せず、 1―6で敗れたものの、 同校初の準優勝。

 和田は初戦の松陽 (東播1位) 戦で、 2点を追う6回、 四球の小林君、 センター前ヒットの前川主将を置き、 代打の土井君が右中間に起死回生の同点三塁打。 続く7回、 ヒットで出塁の大地、 小林君を置き、 前川主将が左中間にはじき返し、 サヨナラ勝ちした。

 準決勝の桃山台 (神戸市1位) 戦では初回に3点を失ったものの、 4回に1番石塚圭祐君 (同) の2点打を含む打者15人の猛攻で9点を挙げ大勝。

 松陽戦でタイムリーを放った土井君は、 「中学生活最後の打席かなと思って打席に入った。 小学校から6年間、 自分が打てない時も仲間に助けてもらったので、 いつかお返しがしたいと思っていた。 いいところで打てて良かった」 と振り返った。

 松陽戦で完投、 桃山台戦で6回を投げ、 関宮戦ではリリーフにまわったエースの大地君は、 「松陽戦はこれまでに感じたことのない緊張感があった。 2点に抑えられたので、 今の打線なら大丈夫だと安心して投げていた。 近畿でもコーナーをつき、 一人ひとり大切に打ち取りたい」 と話した。

 前川主将は、 「投手を楽にさせる守備を鍛えたい。 去年、 県2位のチームが全国制覇した例もあるので、 新人戦では突破できなかった初戦を勝って波に乗りたい」 と抱負を述べた。

 

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